こんにちは、桜丘幼稚園です。

2学期は運動会、サツマイモ堀り、ポップコーンパーティー、バス遠足など楽しい行事が続々とありましたが、先日、12月の一大イベント「おもちつき」が行われました。

 

おもちつきは、年長さんが事前に地域のお店で材料をお買い物してきてくれるところから始まります。

保護者も前日から用具の洗浄やもち米を水に浸すなどの準備をし、つき手係、手返し係、せいろ係、調理係に分かれ、各組7~8名のお父さん、お母さんたちがお手伝いとして参加しました。

 

そして、いよいよ待ちに待ったおもちつき当日。

朝から園庭にかまどが出現!

副園長先生をはじめ、主事さんや保護者のお手伝いの方々が懸命に火をおこします。

羽釜の湯が沸騰したらもち米が入ったセイロを乗せて蒸し上げます。

蒸し上がったもち米は、臼に移し替えて、杵でよくこねます。

ここでは、力持ちのお父さんたちが大活躍!!!

さらに、園長先生も登場し、自ら杵を持っておもちをこねこね。

臼を取り囲むように座っていた子どもたちは「がんばれ!がんばれ!」と可愛い声援を送っていました。

それからぺったんぺったんとつき始め、まずは大人の手によって8~9割ほど仕上げます。

今か今かと自分たちの出番を待つ子どもたちは、真剣な表情で見守ります。

 

そして、ついに子どもたちの出番です。

おもちつき初体験の年少さんはひとり5回ずつ、子ども用の杵を持ってつきます。

年少さんには杵が少し重いようでしたが、つき手係のお母さんに手伝ってもらいながら、みんなよく頑張りました。

昨年もおもちつきをした年長さんは、なんとひとり10回ずつ!!

みんな自分の手でしっかりと杵を持ち、堂々とついていましたよ。

さすがお兄さん、お姉さんです♪

つき上がったもちは調理係へ。

1個20gに分け、次から次へと流れ作業によって「しょうゆ+海苔」と、「きなこ」に味付けです。

お母さんたちの手際がとても良いおかげで、お昼ごろにはもち米22kg分がすべて調理されました。

子どもたちはからっぽのお弁当箱にしょうゆ3個、きなこ3個を入れてもらい、お昼ごはんに美味しくいただきましたよ。

お手伝いとして参加した保護者にも、後片付けが終わった後にうれしいご褒美が♪

つきたてのおもちは軟らかく滑らかで、絶品でした!

杵でおもちをついた感触を手で感じ、“ぺったんぺったん”という音を耳で聞き、さらにはつきたてを舌で味わった子どもたち。

日本の伝統文化を五感でフルに堪能することができ、とても貴重で豊かな体験ができました。