こんにちは!中町幼稚園です。

中町幼稚園には、令和2年度修了の年長さんたちが製作した色とりどりの素敵な看板が、中町幼稚園の皆を温かく見守っています☺

この絵は「和カラ」という絵の具を使っています。日本古来の色で、普段私たちが使っている絵の具の色とは違う珍しい色です✨

●御所染 GOSYOZOME(左上)

淡く渋い紅色のことで、徳川家康の孫にあたる東福門院和子の女院御所に仕える女官から広まったことから、この雅な色名がつき、大変人気でした。

●菜の花 NANOHANA(右上)

花の色が由来の黄色系の伝統色が少ない中、菜の花色はとても貴重な色名です。

●天色 AMA(中央左)

天色とは、空色よりも青が濃い水色で、晴天の澄んだ空のような鮮やかな青色のこと。

●秘色 HISOKU(中央右)

秘色とは、青磁の中でも最高級品の色とされています。中国で唐の時代につくられ始めた青磁は、日本には平安時代に渡ったとされ、その色が神秘的な美しさであることから「秘色」の名がつきました。

●新橋色 SHINBASHI(左下)

明治の終わりの頃から東京・新橋芸者の間で流行し、明治中期に輸入された化学染料由来の色で、ハイカラな色として大正時代にかけて大変人気でした。

●躑躅色 TSUTSUJI(右下)

躑躅色は、平安時代からある古くからの伝統色で、衣の色目としても人気でした。野山を彩る躑躅のような、濃く鮮やかな赤紫色です。

子どもたちはこれらの色から、自分たちの描きたい絵のイメージが自然と湧いて、素敵な絵に繋がったそうです。

きっと修了した年長さんたちは、この絵のように小学校生活を明るく元気いっぱい楽しんでいる事でしょう🍀

令和2年度修了の年長さん、素敵なプレゼントをありがとうございました✨